任天堂法務部最強伝説-Day149
午前中は授業がないので、就職先のデータ登録をしていました。いよいよ社会人になるんだなという実感が湧きますね。いくつかの項目は日本に帰らないと登録できなかったりしたので、帰国したらすぐに動く必要がありそうです。急に留学行くって言っても、対応してくれた就職先には感謝ですね。
今日の授業は2割くらいしか生徒が居ませんでした。というのも、学校主催のパーティーがロンドンであるので、参加者は授業を欠席しているんですね。僕はパーティーとか、派手なことが得意ではないので、迷わず行きませんでした笑。パーティーって言っても、ナイトクラブでオールして、すぐにマンチェスターは戻ってくるだけで、体力的にもキツイですから。ということで、今日は本当に数人しか教室にいない授業でした。
授業は文章を読んで空欄に当てはまる単語を選択肢で選ぶ、テストではよく見られる形式の問題を解きました。文章が任天堂がドンキーコングをリリースする話で、内容は完全に理解できました。一応、僕もゲーム系の会社に就職するので、ゲームの歴史として知っています。個人的にはドンキーコングを作った後に、ユニバーサルから、キングコングの権利侵害で訴訟される話の方が好きですね。結局、ユニバーサルはキングコングの著作権を持っていなくて、任天堂が勝つっていう。この訴訟が任天堂法務部最強伝説の発端と言われるけど、その真偽はいかに。ガチレスすると、著作権を扱う会社はその辺り強くないと困りますけどね。
一方で、空欄に入る語の選択肢がとてもいやらしい。ほとんど同じ意味、品詞の単語。目的はコロケーションと呼ばれる、この単語にはこの言葉を使うよねっていう、英語特有の表現みたいなものが分かるかというもの。日本語でいえば、「きつい雨が降った」というよりも「激しい雨が降った」と言った方が自然ですよね。英語にもこれと同じように、同じ意味・品詞の言葉でも、正しい組み合わせがあります。結局は暗記なんですけど。知らない組み合わせばかりなので、骨が折れました。
授業後はまっすぐ帰宅。今週は大切なテストがあるので、テスト勉強。そういえば、今週に入った新しく日本の生徒がうちの学校に来たらしいのですが、早速体調を崩しているらしい。僕も来て3週目くらいに体調を崩したので、気候の違いとかが影響してるんじゃないかなって思います。そろそろ季節の変わり目なので、皆様も気をつけて。
日常って何だろう-Day148
大会という非現実から戻って、学校生活。何となくですが、大会とかで外泊する時って非日常的な感じです。それが、目標としているPDCの大会に出ているのならなおさら。いつも通り朝起きて、学校に向かっていると日常に戻って来たと思う反面、あと少しで帰国することを踏まえると、日本での生活が僕にとっての日常なら、こんな日々も非日常なのか？とか、どうでも良いことを考えていました。そんなことはどうでも良いので、限られたイギリス生活を有意義なものにしていきたいですね。
ジムは解約してしまったので、筋トレはしばらくなし。さすがに残り2週間もないのに、1ヶ月分の会費を払うのは勿体無いと思い、更新しませんでした。
今日の授業は過去形と過去進行形の複合。どちらも、中学生で習う単元なので、舐めていましたが、かなり難しい。簡単に説明すると、関連する過去の事象を並べるときに、主節と従属節のどちらに過去形・過去進行形を使うかというもの。文脈からメインの行動となる動詞を判別して、メインの行動を過去形、それに従属するものを過去進行形にするというもの。んー、言葉で説明するのが難しい。
授業後はパブでリーグがあります。今日もホーム戦。相手は82歳の方もいる、超ベテランチーム。82歳になっても、リーグでダーツを投げるのって良いですよね。これぞ生涯スポーツ。僕は22歳なので、60歳差。とんでもねぇ。
僕は4番目の試合。0-3で回って来たら絶対に負けられないじゃんとか思ってたら本当に0-3で回って来ました。内容は良くないけど、0-2で勝ちました。続く3人も勝って、4-3でチームも勝ちました。最後の7番目の試合は、僕のチームからはスペイン人。英語ペラペラのスペイン人。僕も彼みたいに話せるようになりたいけど、まだまだ遠いですね。「日本人が流れを変えて、スペイン人が締める。見たか、これがインターナショナルダーツだ！」ってチームメイトが言ってたけど、遠からず近からずかな。でも、最高のチームワークだったと思います。
なんと来週はリーグが無いので、今日が最後でした。知らなかったのでびっくり。僕は来週に帰国するので、これが最後のリーグということで、チームメイトと駄弁ってました。初めてこのパブ来たときの話とか、一緒に写真を撮ったこととか。ほんの数ヶ月前のことだけど、懐かしい。
別れるのは辛いですが、僕も前に進まなきゃな。
フランス観光-Day147
夜行バスに乗って、フランスへ。父から「絶対にフランスのルーブル美術館には滞在中に行った方が良い」と強く勧められているのもあって、今回のツアー後にフランスへ行くと決めていました。行くなら今しかない。せっかくドイツまで出て来ていますし。
残念ながら、観光地ということもあって治安は良くありません。バスでフランスに着いて早々、「金をくれ」と言われました。こういうのは絶対にあげてはいけない方が良いと思います。
朝一番にルーブル美術館へ。並んでいましたが、まだ比較的マシな待ち時間だったと思います。
1番有名な展示はモナリザでしょうか。本物は初めて見ました。モナリザの前には列ができていて、並ぶと近くで見られると言った具合。
あとは、ミロのヴィーナスとか。美術の教科書にあるやつ。
こういった彫刻は後ろから見るのが鑑賞するのが個人的な趣味。前からの写真ってたくさんあるけど、後ろから撮った写真ってあまりありませんからね。
そして、どうしても行きたかったエッフェル塔。ルーブル美術館だけでも見るのが大変で、エッフェル塔がフランス最後の滞在場所でした。
エッフェル塔の入場料はエレベーターを使うか、階段を登るかで変わります。もちろん階段の方が安い。学割もあって、24歳以下は割引があります。僕は学割を使って、階段のチケットを選択。登りました笑。大変だったので、次行く機会があったら絶対にエレベーターにします笑。
塔の上からの景色はこんな感じで、東京タワーとかと違って、風通りのいい半屋内なので、雨の日は大変そう。今日は天気が良かったので助かりました。
帰りはシャルル・ド・ゴール空港から飛行機でマンチェスターに帰ります。この空港、PS5が至る所にあって、無料でプレイできます。初めてPS5に触りました。でも、プレイできるゲームはウイニングイレブンしかなかったので、プレイはせず。サッカーゲームって苦手なんですよね。
無事に飛行機が飛んでくれて、1時間半くらいでマンチェスターへと到着。やっぱり、少しでも分かる言語の国は安心です。今回はドイツやフランス、ベルギーに行きましたが、言語が分からない国での不安感ってあると思います。英語は通じるけど、向こうも得意じゃない場合もあるし。何より、イギリスってヨーロッパの中では治安の面ではまだマシなのかなって改めて思いました。
残りの日は何しようかな。
ヨーロピアンツアー3日目-Day146
イギリス滞在最後の試合です。今日は1試合だけで、アソシエイトメンバー予選のみ。ホスト国予選に出ていた選手も今日はアソシエイトメンバー予選に参加している選手もいました。アソシエイトメンバーってすなわちQスクール参加者ということになります。実は、アソシエイトメンバーじゃなくても大会に出ることはできるのですが、確か100ポンドくらいかかったと思います。
今日は4-5で負け。あと少しだったけど、最後の方で失速してしまって負けました。課題だった立ち上がりは、まずまずだったものの、全体的な安定感に欠ける試合でした。でも、現状のベストだったと思います。悔いはない。
今日も最後まで試合を見ていました。みんな簡単そうに投げてるし、めっちゃグルーピングしてるのに、いざ自分で投げるとそうはいかないんですよね笑。でも、立ち方やフォロースルー、グリップ、フォームどれも綺麗な選手が多くて参考になります。
特に注目してみていたのは、Jelle Klaasenです。しれっとUnicornからOne80に移籍している彼ですが、これまたしれっとツアーカードを失いました。いまだに信じられませんけどね。彼に限ったことではないのですが、チャレンジツアーに出ている選手の立ち振る舞いって謙虚な人が多いです。オラオラしてない。ツアーカードを持っている人は見ていないので分からないですけど。試合が終わったらしっかり握手して立ち去るので、全体的なマナーは良さそうに見えます。負けた後も大きな声でぐだぐだ言わないし。仲間と話す時も小声で、「俺のダーツが良くなかったし、相手のプレーは素晴らしかった」と言った内容が大半で、相手へのリスペクトを感じられます。
これでヨーロッパの試合に出るのは一旦終わり。また何らかの機会でここに戻って来たいですね。4月からは就職、2週間後には帰国と、用事が立て込んでいるので、僕もそろそろ帰って社会人になる準備をしなくちゃ。待てよ？社会人になる準備って何だ笑？
帰ったらPDC Asiaが待っています。神戸は出ますが、ソウルはでません。卒業式があるので。さすがに一生に一度の卒業式も出ずに試合に参加するような親不孝はしません。僕は割と早めに単位は取り切ったので、卒業できないなんてことはないはずなのですが、まだ正式に通達をもらっていないので、安心しきれない感じ。
日本かー。どうなってんだろな。
ヨーロピアンツアー2日目-Day145
僕のホテルは会場から少し離れているのですが、同じ大会に出る人が結構泊まっているみたいです。朝食付きなのに結構安い。試合会場まではタクシーで15分くらいですが、僕は50分かけて歩いて行っています。バスはアクセスが悪くて、時間だけ見れば歩いてもそんなに変わらないので。1人でタクシーって高いので、使いたくないんですよね。20ユーロくらいはするし。20ユーロあれば、それなりのご飯が食べられることを考えれば、苦ではありません。ヨーロッパでは、電動スクーターのレンタルが盛んで、道の至る所に乗り捨てられているのを見ることができます。イギリスでは基本料金1ポンドに加えて時間課金制で、ドイツも同じはず。便利で安いので使ってみたいのですが、交通ルールが分からないのと、単純に怪我しそうなので結局乗ったことはありません笑。
Tour3、今日の1試合目は2-5で負け。最近、投げる感覚が良くなくて、しっくりこないまま投げているのですが、それにしてはどうにかなったものの、相手がうまかった。相変わらず、僕の立ち上がりは悪いですが、どうにか耐えて巻き返そうとしましたが、相手の圧巻の13ダーツ。僕も72残りだったので、それなりに打ったはずなんだけど、やはり世界のレベルは高い。
Tour4、今日の2試合目。立ち上がりはまずまずだったけど、安定せず。最後はロースコアが続いてそのまま相手に持っていかれました。全体的にも安定性の欠ける試合運びでした。
少し関係ないことを書いておくと、同じ会場でホスト国予選をやっています。こちらのアナウンスはドイツ語のみ。初戦の組み合わせは必ずアナウンスされるのですが、ドイツ語の数字ってかっこいい笑。何言ってるか全く分からないけど。
全体的に試合を見て思うのは、レベルが高いのはもちろん、いろんなスタイルがあるんだなと改めて思います。特に、ドイツ人。ホスト国予選を今日は見ていたのですが、同じように投げられるなら、なんでも良いんですよね。矢角がつかなくても良いし、チョイ投げでも良いし、飛びがエグくても良い。最近、ドイツ勢の強さって、PDCの試合を見ていると良く分かると思います。
明日は最終日。1試合のみです。終わったら、試合見て、ドイツも少し見て、フランスに向かいます。帰国まで2週間。あっという間の半年だったな。最後の試合も楽しんで、自信を持って、ベストを尽くしてきます。
ヨーロピアンツアー1日目-Day144
イギリス滞在最後の試合、ヨーロピアンツアー。といっても、開催はドイツですが笑。ホスト国予選とアソシエイト会員予選があって、どういうわけか、イギリス人が全くいなくて、ほとんどヨーロッパの選手。ドイツ人はホスト国予選になるので、正確にはドイツ人以外のヨーロッパの選手ということになります。
イギリス開催と違って、飲食物は持ち込み不可。ですが、入り口のテーブルに置くことができて、その付近で食べたり飲んだらする分には構わないとの説明を受けました。いつも通り、受付で手荷物検査があるので、そこでチェックが入って、飲食物はそのテーブルに置くようにと言われました。チェックの際に僕が持ってきたバナナがあったのですが、「バナナかー、どうしよっかな、こんなところ置いておくのもなんだし、鞄の中に入れといて良いよ」と言われました。こういう謎の融通が効くのは不思議ですね笑。
1試合目は0-5で負け。相手はトータルで80近いアベレージで、強かったけど、取れるレグもあったし、決めきれませんでした。削りも安定感がなくて、アベレージ80後半を出すレグもあれば、50くらいのレグもあったりと、山が激しい。ここを高く安定させられる選手が強いんだと思います。
2試合目は2-5で負け。相手が崩れたところを突き放せば良いものの、こちらも崩れてしまいました。よくある展開といえば、よくあるとは思うのですが、ここで踏ん張れる人もまた強い。ちなみに、僕に勝った相手は次の試合でアベレージ80くらい打ってました。そういう人も崩れることもあると。試合が終わった後に、「結構緊張してたでしょ？笑」と相手に言われて、そうだったんだと気がつきました。平常心でやってるつもりだったんだけどな。
なぜか、会場で練習してるとJohn Hendersonと一緒になることが多くて、かなり間近でスローを見る事ができました。体重移動がとても分かりやすい。飛びはそんなにすごい飛びをしているわけじゃないんだけど、矢速が遅いのに安定している不思議な飛ばし方です。グリップもただ摘んでるだけだし。
そして、久しぶりのチョーカー。Qスクールとチャレンジツアーはオフィシャルがチョーカーをやってくれるので、デベロップメントツアー以来でした。チェンジとか言われたらどうしようと思いましたが、何事もなくやり遂げることができました。
明日も2試合。頑張ってきます。
いざ、ヨーロピアンツアー予選-Day143
朝目が覚めたら、ベルギーのブリュッセルに入る前にバスが渋滞にはまって、4時間遅れ。これでは乗り継ぎのバスには間に合わないと判断して、キャンセルと電車の手配をしました。どういうわけか、イギリスのsimカードをアクティベーションできなかったので、バスのWi-Fiで手続き。イギリスのsimカードって基本的にはEU内で使うことはできるのですが、少し変わった手順が必要になります。これが分かりにくい。
ブリュッセルに着いたら、少しだけ電車まで時間があったので、マクドナルドでチョコレート味のマックシェイクを買いました。これがとんでもなく美味しい。さすがベルギーです。マジでGODIVAのシェイクだよって言われても分からないからレベルの完成度。チョコレート好きの僕にはたまらない一品でした。
電車は時間通りの運行で、車内も綺麗。日本の新幹線とあまり変わらないかも。
アプリでチケットを買ったのですが、チェックインというところを押して、号車・座席番号を入力すると、自分の座席としてキープできるみたい。それと、検札でもスルーされるようです。向こうもこちらがチケットを持っていることが分かりますからね。とても快適な旅でした。
無事に？ホテルに到着。近くのスーパーで買い物をして明日に備えます。
そして、配送してもらっておいた、とっておきのダーツを回収。分かる人には分かる、とーってもレアなダーツ。もったいなくて使えないな笑。オランダのとあるダーツショップに在庫があるのを確認して、イギリスは無理だけどドイツには配送しているとのことで、ホテルとダーツショップに確認して、ホテルに配送してもらいました。これだけでも、ドイツに来た甲斐があったな笑（メインは試合ですけど）。
明日からヨーロピアンツアー予選。これがエントリーとか色々分かりにくくて、同時に複数の試合があります。ホスト国予選とPDPAアソシエイトメンバー予選。登録は両方できたので（無料）、両方したら、PDPAから「明白な理由により、あなたのホスト国予選のエントリーをキャンセルしました」みたいなメールが送られてきました。やっぱりホスト国予選は出られないのね。薄々、ホスト国予選ったらドイツ人だけってことだろうなとは思ってたけど。
ということで、イギリス滞在最後の試合は、ドイツのヨーロピアンツアー予選！
悔いが残らないように、燃やし尽くします！
