Development Tour 2日目-Day18

昨日は18時に寝て、5時に起きました。今日は電車がストライキで全面的に動いていないので、路面電車とバスで移動です。それもあり、会場時間の8時にはどう頑張っても間に合わず、8時半くらいに着く予定です。受付終了は9時半なので、大丈夫でしょう(なお、所要時間は3時間)。体調の方はだいぶ良くなりました。なんだったんでしょうね。一応、ルームメイトが心配してくれて、簡易PCR検査をしたのですが、陰性でした。でも、どこまで当てになるものか分かりませんので、気は抜けませんね。

 

歩いて近所の路面電車の駅へ。路面電車も改札はありません。自動券売機でチケットを買って、路面電車に乗り込みます。

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途中で何回かバスに乗り継いで、バスターミナルへ。

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すげーバスターミナル。16のバス停があります。壮観ですね。建物の感じもイギリスっぽい。バスは頭から突っ込んでターミナルに入って、出発する時はバックで方向を変えます。バスに乗っていて、バックする事なかったので、少し新鮮。

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これがWiganに行ってくれるバス。まだ朝早いですが、意外に乗る人がいます。バスターミナルから40分くらいで、Wigan North Westernに着きました。あとは、昨日と同じバスに乗って会場へ。

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昨日もやったので、受付はもう手慣れたものです。軽く済ませて、会場の中へ。Hugo、Mathew、Ohは既にアップ中。「おはよ〜、調子どう?」と聞きながら、軽く話します。そしたら、Ohが「そういえば、日本代表のKeita Ichikawaはまだきてないのかい?」と。やはり気になるようです。「僕も連絡先を待っていないから知らないんだ、ごめんね。何事もなく、ここまで辿りつけるといいんだけどね。ロストバゲージとか一番怖いんだけど。」と答えます。

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いよいよ、今日1発目の試合です。初戦はアメリカ代表の人と。削りはどうにかなりましたが、ダブルが入らなすぎた。1レグ目は、124のハイオフをインナーで決めてブレイク。しかし、その後のダブルが全然ダメ。決定力のなさが出てしまった試合だったなと思います。先行なら21ダーツ、後攻なら18ダーツを安定して打たないと、負けますね。

テーブルに戻り、2試合目を待っていると(1日2試合あります)、市川さんの姿が。昨日着いたみたいで、試合を見にきたみたいです。話を聞くと、コロナにかかって、Development Tourと福岡の試合に出られなかったとのこと。それは仕方ない。軽く会場内の説明と試合の流れを説明して周ります。日本人として彼に勝ってもらいたいので、できる事はなんでもしようと思っていました。そして、Hugo、Mathew、Ohに紹介。

市川さんと話していて思った事は、一言でいうと「闘志を持っている」人だなって思いました。僕にはないものです。僕は「自分のベストなダーツをして、勝ちたい」という人間で、そこに感情はあんまりないのかなって思います。僕の愛読書である、Jim Loehrの『Mental Toughness』において、「勝つことよりもベストを尽くす」ことが、結果として勝つ秘訣であると個人的には理解しているので、あまり感情に乗せて競技をする事はありません。しかし、彼には「絶対勝ってやる」という意志を感じました。こういうスタイルってかっこいいですよね。僕にはないからこそ、羨ましく感じてしまう。よく、WANTON先生に「お前は勝とうという意思が足りない」って言われたのを思い出します。コロナ流行ってから一緒に練習できてないけど元気にしてるかな。

naturalnine.jp

知らない人のために、WANTON先生について説明しておくと、元日本代表の選手です。もう引退しちゃったけど。もともと、NATURAL NINE中野があった頃に、WANTON教室っていう、WANTON先生がダーツ を教えてくれる教室があって、いつも生徒が僕しかいなくて、すぐに顔を覚えてもらえました(池袋は生徒も多くて賑わってたな)。そして、いつしかの千葉で行われたJSFDサンクショントーナメントに出たら、たまたまWANTON先生がいて、試合終わった後に、「今度、ここの店においで。一緒に練習しよう。」と言われ、TDOの寺田さんがやっていた、Third Placeというお店でいつも練習していました。それから、一緒に練習するようになりました。経歴についてはNATURAL NINEが詳しく書いてくださっているので、貼っておきますね。ただ、WANTON教室は今はやってないと思うので、注意です。

 

話を戻していざ、2試合目。

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今度はイングランドの選手と。1レグ目は削りが良くなかったのを、122のハイオフでカバー。54-18-50でした。そのまま、2・3レグをとって、4レグ目で相手のスイッチが入ります。相手側の24ダーツキープではありましたが、140-140とレグの開始から飛ばしてきていて、「あ、本気出してきたな」って思いました。その後は16ダーツでブレイクされます。昨日は3-1からまくられたので、同じ流れにはしたくないと思い、渾身の15ダーツで締めました。最後は112を上がったのですが、1本目が60点に入って、52点残りをS12-D20と行きたかったのですが、T12に入ってしまい、点数が頭から飛びました。やべ、と思っていると、チョーカーが「16点残りだよ」って教えてくれました。ルール上、残り点数を聞くのは問題ありません。けど、情けないですね。申し訳ねーと思いながらD8に入れてフィニッシュ。相手も32点で待ってたし、ここを外したら、負けていたかなって思います。

 

次の試合は、オランダのGeert Nentjesと。

f:id:Zero301:20221013033622j:imageGeert Nentjesはユースとか関係なしにPDCで活躍しているプレイヤーですね。すごい人と手合わせできるこの機会に感謝ですね。

 

しかし、相手の方が何枚も上手でした。僕の最初の立ち上がりも最悪で、いつもコンスタントに打つのってやっぱり難しいんだなって思います。

 

試合に負けて、テーブルに戻ってOhとWorld Youth Championshipについて話していると、「俺ノーゲストだから、Matsumoto明日来ない?」との誘いが。World Youth Championshipでは選手1名につき、1人をゲストとして会場内に入れることができます。そんな貴重な枠を俺のために使って良いのか?と思いつつ、ありがたく頂戴することにしました。僕はどの国を応援すればいいんだ?笑。

 

試合後はアジア勢でトルコ料理屋さんへ。なんか急に爆音で音楽が流れて、女性が踊るというよくわからない料理屋さんでした。

左からJaein Oh、Mathew Lee、Hugo Leung

トルコ料理屋と言っても、特別何かがあるわけではなく、ピザやチキン、カレーなどいろいろありました。量も多くて食べきれませんでした。イギリスってご飯の量が多いので、あまり頼むと大変なことになります(とはいえ、一品しか頼んでない)。

 

明日の再会を誓い、解散。僕はバスで4時間。大変だけど、安いので我慢。バスは定期券があるので、お金は路面電車しかかかりません。往復で5ポンドほどくらいかな。でも、電車が動いてくれてればなぁ。それよりも、World Youth Championship見られるのが楽しみです。一生で一度しか見られないかもしれませんね。大変貴重な機会ですし、世界の強者ユースが一同に会する、年に一度の(一般にはオープンにはなっていないけど)ビックイベントです。たくさん勉強させてもらいましょう。